創業70年、伝統と革新を織り交ぜた和菓子づくり ~清香室町のこだわりと和菓子のこれから~
私たち清香室町はここ金沢の地で70年以上にわたり、和菓子を通じて皆様と共に歩んで参りました。
この長い間、私たちを支えてきてくださったお客様、取引先様、そして地域の皆様には心より感謝しております。
めまぐるしく変化する時代の中で私たちが守り続けているのは、和菓子への深い情熱と伝統、お客様に笑顔を届けたいという変わらぬ想いです。
清香室町の和菓子づくりへのこだわり
和菓子の味わいは素材の質に左右されるため、私たちは上質な素材を厳選しています。
新商品の開発では一つの素材に対して複数の産地や形状を候補に挙げ、何度も試作と試食を重ねた上で、最も適したものを選び抜いています。
例えば「金澤文鳥 加賀紅茶味」で使用するクランベリーは、安価なアメリカ産ではなく、酸味と甘みのバランスが絶妙なラトビア産のものを採用。また「金澤和しょこら いちご」に使っている苺パウダーは、より生の苺に近いフレッシュな風味を楽しめるよう、苺そのものの味わいを閉じ込めたフリーズドライを使用しています。
良質な素材はどうしても採算が合いにくいものですが、コストよりも品質を優先し、ただひたすらに和菓子の可能性と美味しさを追求することが、私たちの信条です。
地域との共生を大切に
和菓子づくりを通してお客様に喜んでいただくだけでなく、地域とのつながりも大切にしています。地元との強い絆を築くことで、金沢の魅力を広め、ともに挑戦し金沢を盛り上げていける環境が生まれると考えているからです。
この相乗効果は、私たち一社だけでは実現できないことをも可能にし、地域社会を発展させていくための大きな原動力になります。
これからも地元に根差しながら、和菓子づくりを通じて金沢の素晴らしさを発信していく所存です。
これからの和菓子づくり
当店は金沢の伝統や食文化を守りつつ、未来へつなぐ使命を胸に秘めています。
時代の変化に伴い、素材の見直しを余儀なくされることもありますが、先代から受け継いだ「清香室町の味」と職人の伝統技術を守り続けるためには日々の努力が欠かせません。また和菓子の消費が減少する中で、若い世代にもその魅力を伝えるため、伝統と新しい技術を組み合わせた商品開発にも取り組んでいます。
これからも、素材に対する妥協はせず、伝統を革新しながらお客様に笑顔をお届けできるよう努めて参ります。
【清香室町のこれまでの実績・取り組み】(抜粋)
・全国菓子大博覧会にて「銘菓くるみ」 名誉総裁賞受
・全国菓子大博覧会にて「生しばふね」 名誉総裁賞受賞
・「金澤文鳥」グッドデザイン賞2023受賞
・「金澤文鳥シリーズ」石川県観光連盟 優良土産会長賞受賞
・全国メディア/旅行雑誌等掲載
・「金澤文鳥」ルピシアグルマン様とタイアップ
・「ちぐさ」今井金箔様とタイアップ
・「金澤文鳥」を通した加賀紅茶の認知拡大(協力:小林屋茶舗(石川県茶商工業協同組合)様)
・タカシマヤ様主催「旅する和菓子」イベント出店
・菓友会による金沢記念和菓子の開発、能登地震被災者への和菓子提供
・金沢マラソンへの和菓子提供
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