職人のこだわり『珠栗』~加賀藩繁栄の礎を築いた偉人に想いを馳せて。~
清香室町の職人技が光るこだわりの製法や商品の誕生秘話、
和菓子づくりに込める熱い想いを紹介する“職人のこだわり”。
今回は、加賀藩ゆかりの”珠姫”を体現した煌びやかな焼き菓子『珠栗』をご紹介します。
渋みを感じる栗の風味がアクセントに。
珠栗に使用するのは、あえて渋皮を残した栗。渋皮には渋みがある分、菓子全体の甘味が強くなりすぎないようバランスを保つ役割を担っています。
また、黄身餡の生地は丁寧に裏漉しし、口当たりのいい滑らかな舌触りを実現。
優しく茶巾で絞りながら一つ一つ手作業で形を整えるため、手間がかかる分、職人の愛情もたっぷり詰まっています。
加賀百万石の歴史を体現
珠栗といえば、ひときわ輝く煌びやかなパッケージも特徴的。加賀三代目藩主前田利常公の正室で、加賀百万石の危機を救いその繁栄に尽くした「珠姫様」をイメージして作りました。
加賀の歴史を現代へと紡ぐパッケージへのこだわりにも注目し、伝統ある金沢の地に想いを馳せてもらえたら嬉しい、そう三代目は語ります。