職人のこだわり『金沢かがやき』~和の伝統美「かがやき」の誕生を記念して。~
清香室町の職人技が光るこだわりの製法や商品の誕生秘話、
和菓子づくりに込める熱い想いを紹介する“職人のこだわり”。
今回は、金沢旅行のお土産らしく金箔をあしらった『金沢かがやき』をご紹介します。
職人を悩ませる「金箔」
北陸新幹線「かがやき」を記念して誕生した『金沢かがやき』。
表面には金沢らしく金箔をあしらうことで彩りを添え、めでたさを表現しました。
実は製造するうえで最も職人を悩ませたのも、この金箔。
「開発当時、金箔を乗せるタイミングに一番苦労した」と三代目は熱く語ります。
せんべいが完全に焼き上がった後ではうまく金箔が乗らないため、焼き上がってすぐの、
乾燥が始まる前の絶妙なタイミングを狙って一枚一枚丁寧に仕上げていくのが難しいのだとか。
誰にでも手に取ってもらえる定番の和菓子を。
和菓子を作るうえで、名前や見た目で味がイメージできるというのは、
お客様に安心して買ってもらえるという意味で非常に重要なポイントです。
『金沢かがやき』のように、北陸新幹線開業を祝う象徴的な商品に
「せんべい」という定番の菓子を選んだ一番の理由もそれだったのです。
新幹線かがやきを知ってもらう意味でも、みんなに愛され、
誰にでも手に取ってもらえるお菓子になるよう願って『金沢かがやき』は誕生しました。