お中元を贈る意味は「罪滅ぼし」? 由来と歴史について
今年は早くに梅雨が明け、金沢にも本格的な夏がやってきました。
この厳しい暑さも元気に乗り越えていきたいものですね。
そんな夏の訪れとともに、間もなくお中元の時期がはじまります。
毎年の恒例行事になっていますが、本来のお中元の意味、みなさまご存知でしょうか?
最近のお中元は儀礼として贈るのではなく、日頃お世話になっている知人や友人、家族に感謝の気持ちを込めたギフトとして贈ることが多くなりました。
ですがもともとは「罪滅ぼし」が目的でお中元を贈っていたそうですよ。
お中元の由来と歴史
お中元の根源は、中国から伝わった7月15日の「中元の日」にあります。中元の日には今まで犯した罪を償う日として、一日中、庭で火を焚く習慣がありました。焚火が終わると、さらに罪を懺悔するために近隣の人々に贈り物をしたといいます。
中元の日が日本に伝わると親の無病息災を祈って魚類を贈るようになり、江戸時代になると商人たちが決算期であるためにお得意先に対して手ぬぐいなどを配ったことから、一般庶民の贈答行事「お中元」という文化になったといわれています。
贈る意味は変化しても、人を想って贈り物をすることは昔から変わらないようですね。
今年のお中元は、この夏の暑さを和らげるギフトを大切な人に贈りませんか?
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